ミドル・シニア世代が不安なこと
突然ですが、あなたは今何か不安なことがありますか?
政治や社会がどうなるか、物価高が心配などの社会情勢、自分や子どもの健康、老後のお金は大丈夫? 仕事はいつまでできるかしら…などなど、個人的不安もありますね。
そう、誰だって、いつでも何かしらの不安があると思います。
ミドルやシニア世代の皆さんは、どのような不安が多いのか、一般的な傾向をご紹介します。
「ミッドライフクライシス(中年の危機)」とも呼ばれる、人生の転換期にあたります。
これまでの人生を振り返り、将来への漠然とした不安を感じ始める人が増える時期です。
キャリア・仕事への不安
- 今の仕事をこのまま続けていいのか
- 定年までのキャリアプランが描けない
- 給料や役職が頭打ちになり、将来の収入が不安
- 体力の衰えを感じ、仕事についていけるか心配
将来・老後への不安
- 老後資金が十分に貯められるか
- 親の介護や自身の健康問題への不安
- 独身の場合、将来の孤独感
- 健康・身体への不安:
- 体力の衰え、疲れやすさ
- 更年期障害(男女ともに)による体調不良や精神的な不調
- 家庭・人間関係への不安:
- 子育てや教育費の負担
- 家族の健康や将来
- 社会的なつながりの希薄化による孤独感
50代も引き続きミッドライフクライシスの影響を受ける時期です。
40代で感じた不安が、より現実的な問題として重みを増してきます。
キャリア・仕事への不安
- 役職定年や定年後の再雇用など、働き方や収入の変化
- 早期退職や転職の可能性
- 自身のスキルや経験が今後も通用するのか
- 健康・身体への不安:
- 更年期障害の症状が本格化
- 病気への不安(がん、生活習慣病など)
- 親の介護が現実化する
将来・老後への不安
- 退職金や年金で老後を暮らせるか
- 持ち家や資産管理
- 介護が必要になったときの備え
- 家庭・人間関係への不安:
- 子どもの独立に伴う「空の巣症候群」
- 夫婦関係の変化
- 社会とのつながりの希薄化
60代は定年退職を迎える人が多く、生活環境が大きく変化する時期です。
仕事という社会的な役割を失うことで、新たな不安や喪失感を抱える人も少なくありません。
経済的な不安
- 年金や貯蓄だけでの生活への不安
- 予想外の出費(医療費、介護費用など)
- 社会的な役割・生きがいの喪失:
- 仕事がなくなることによる喪失感、孤独感
- 趣味や生きがいが見つからない
- 社会から取り残されている感覚
健康・身体への不安
- 体力のさらなる低下
- 病気やけが、認知症への不安
- 親だけでなく、自分自身や配偶者の介護
人間関係への不安
- 友人や知人との死別
- 配偶者との二人きりの生活への適応
- 子どもや孫との関係
70代以降は、心身の機能低下がより顕著になり、健康と自立に対する不安が中心的なテーマとなります。
健康・身体への不安
- 病気やけが: 突然の病気や転倒による大けが
- 介護: 介護が必要になること、家族に負担をかけること
- 認知症: 認知症になって自分を失うこと、周囲に迷惑をかけること
- 体の痛み: 関節痛や腰痛など、慢性的な体の不調
孤独・孤立への不安
- 配偶者や友人の死別
- 一人暮らしへの不安
- 社会的なつながりの喪失
経済的な不安
- 医療費や介護費用が足りるか
- 資産の管理や相続
- 生活の自立への不安:
- 身の回りのことが自分ひとりでできなくなること
- 生活環境の変化(施設入所など)
- 災害時に一人で対応できるか
以上のような不安は、個々の生活環境や価値観によって異なります。
しかし、どの年代にも共通して「健康」「お金」「人間関係」が三大不安要素として挙げられることが多いです。
これらの不安に前向きに向き合い、計画を立てることが、より豊かなミドル・シニアライフを送る上で重要となります。
そして、ミドル・シニア世代が抱える不安を克服する上で、学び直しやプロの講座を受講することは非常に有効です。
目的を明確にし、無理のないペースで進めれば、次のような点でとても良い効果が期待できます!
01

経済的・キャリアの不安を解消する
学び直しは、老後も働き続けるためのスキルアップにつながります。
☆新しいスキルや知識の習得
AI、プログラミング、デジタルマーケティング、ウェブデザインなど、時代に合わせたスキルを学ぶことで、定年後の再就職やフリーランスとしての活動など、働き方の選択肢が広がります。
☆資格取得
社会福祉士やケアマネージャー、ファイナンシャルプランナーなど、需要が高く専門性の高い資格を取得することで、安定した収入源を確保できます。
02

孤独・孤立の不安を解消する
学びの場は、新たなコミュニティや人とのつながりをもたらしてくれます。
☆共通の趣味や目的を持つ仲間との出会い
カルチャー講座や習い事、ボランティア活動などで同じ興味を持つ仲間と出会うことで、社会との接点を維持し、孤独感を和らげることができます。
☆社会参加
学びの場で得た知識やスキルを活かして、ボランティア活動や地域コミュニティに貢献することで、自身の存在意義や役割を見つけられます。
03

健康・生きがいの不安を解消する
学びは、精神的・肉体的な健康維持にもつながります。
☆脳の活性化
新しいことを学ぶことは脳への良い刺激となり、認知症予防に効果的です。
☆生きがいの発見
学びを通して、新しい趣味ややりたいことを見つけたり、自身の可能性を再認識したりすることで、人生の生きがいや目標を再発見できます。
04

体系的な知識やスキルを効率的に習得できる
独学よりもプロの講座を受講することで、より効率的に学びを進められます。
☆質の高いカリキュラム
専門家が監修したカリキュラムで、効率的に体系的な知識を学べます。
☆直接的なフィードバック
講師や他の受講者からフィードバックをもらうことで、自分の課題や弱点を客観的に把握し、改善できます。
学び直しは、単にスキルや知識を増やすだけでなく、人生をより豊かにする機会にもなります。
まずは興味のある分野から一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。